OUTLIERS コマンド

数値型フィールド（異常値フィールド）の値の中心点を計算する方法。

• AVERAGE を指定すると、値の平均（平均値）が計算されます。
• MEDIAN を指定すると、値の中央値が計算されます。

中心点は、以下のいずれかについて計算されます。

• 数値型フィールド全体
• 各キー フィールド グループの数値

これらの中心点は、後で数値型フィールドまたは各グループの標準偏差を計算する際に使用されます。

テーブルのデータをグループ化するために使用する 1 つ以上の文字、数値、日付時刻フィールド。

NOKEY を指定した場合は、データがグループ化されず、フィールド レベルの異常値が検出されます。

• PKEYキー フィールド指定したフィールドを使用して、テーブルのデータをグループ化します

  複数のフィールドはスペースで区切る必要があります。また、異なるデータ型を指定できます。

  複数のフィールドを指定すると、出力テーブルで入れ子のグループが作成されます。入れ子でのフィールド間の順序は、フィールドを指定した順になります。

  グループごとに、数値型フィールドにおけるそのグループの数値に関する標準偏差が計算されます。このグループの標準偏差は、グループの異常値を検出するための基準値として使用されます。

• PKEY ALL では、テーブルのデータをグループ化するために、テーブル内のすべてのフィールドが使用されます。

  すべてのフィールドを指定した場合、出力テーブルにネストされたグループが作成されます。ネストは、テーブル レイアウトで指定した順序に従います。

  グループごとに、数値フィールドにおけるそのグループの数値に関する標準偏差が計算されます。このグループの標準偏差は、グループの異常値を検出するための基準値として使用されます。

  メモ

  すべてのフィールドでグループ化すると、数値フィールドが含まれますが、意味がない場合があります。EXCLUDE を使用すると、数値フィールドをグループ化から除外できます。

• NOKEY は、テーブルのデータをグループ化しません。

  数値型フィールド全体に対する標準偏差が計算されます。このフィールドの標準偏差は、フィールドの異常値を検出するための基準値として使用されます。

省略可能

PKEY ALL を使用してテーブル データをグループ化するときにのみ有効です。

コマンドから除外するフィールド。EXCLUDE では、指定したフィールドを除外して、PKEY ALL を微調整できます。

EXCLUDE は PKEY ALL の直後に置く必要があります。例：

PKEY ALL EXCLUDE field_1 field_2

異常値がないかどうかを調べる数値型フィールド。一度に 1 つのフィールドしか調べることができません。

異常値とは、フィールドまたは主キー グループの標準偏差またはそのような標準偏差の指定倍数によって設定される上限と下限の範囲に含まれない値のことです。

OTHER フィールド <...n> | OTHER ALL

省略可能

出力に含める 1 つ以上の追加フィールド。

• OTHER フィールド<...n> 指定されたフィールドが含まれます

  フィールドはリストする順序で含まれます。

• OTHER ALLキー フィールドまたは異常値フィールドに指定されていない、テーブルのすべてのフィールドが含まれます

  フィールドはテーブル レイアウトの順序で含まれます。

省略可能

OTHER ALL を使用するときにのみ有効です。

コマンドから除外するフィールド。EXCLUDE では、指定したフィールドを除外して、OTHER ALL を微調整できます。

EXCLUDE は OTHER ALL の直後に置く必要があります。例：

OTHER ALL EXCLUDE field_1 field_2

数値型フィールドにおいて、平均または中央値から異常値の上限および下限までに含まれる標準偏差の数。任意の正の整数または 10 進数（0.5、1、1.5、2、...）を指定できます。

異常値の境界を作成するための式:

平均/中央値 ± (標準偏差数 * 標準偏差)

NUMSTDEV 2

IF テスト

省略可能

各レコードを処理するために真である必要がある条件式。コマンドは、その条件を満たすレコードに対してのみ実行されます。

TO SCREEN | テーブル名

省略可能

コマンドの結果を送信する場所：

• 画面 - Analytics の表示領域に結果を表示します

  ヒント

  表示領域内で、リンク付きの任意の結果値をクリックすると、関連付けられているソース テーブル内の 1 つまたは複数のレコードにドリルダウンすることができます。

• テーブル名は、結果の保存先となる Analytics テーブルのことです。

  テーブル名には、ファイル拡張子 .FIL を付けた文字列を引用符で囲んで指定する必要があります。例：TO "Output.FIL"

  デフォルトでは、テーブル データ ファイル（.fil）は、Analytics プロジェクトが入っているフォルダーに保存されます。

  既存の異なるフォルダーにデータ ファイルを保存するには、絶対または相対ファイル パスを指定します。

  • TO "C:\Output.FIL"
  • TO "Results\Output.FIL"

  メモ

  テーブル名は 64 文字の英数字（.FIL 拡張子を含まない）に制限されています。名前にはアンダースコア文字（_）を使用できますが、他の特殊文字やスペースは使用できません。名前の先頭を数字にすることはできません。

省略可能

当該のコマンドを実行する前に並べ替え操作を実行します。

省略可能

各レコードを処理するために真である必要がある条件式。条件が false と評価するか、テーブルの最後に達したら、コマンドは実行を中止します。

省略可能

処理するレコード数：

• FIRST 指定されたレコード数に達するまで、最初のレコードから処理を開始します
• NEXT 指定されたレコード数に達するまで、現在選択されているレコードから処理を開始します

範囲は処理するレコード数を指定します。

FIRST と NEXT を省略すると、すべてのレコードがデフォルトで処理されます。

省略可能

コマンドを実行した後、コマンドによって作成されたテーブルを開きます。コマンドが出力テーブルを作成する場合にのみ有効です。