統計の生成

コンセプト情報

STATISTICS コマンド

テーブルにある数値フィールドおよび日付時刻フィールドについて、詳細な統計を生成できます。統計はテーブルの概要を示し、データの異常値をハイライトして、後続の分析につなげることができます。

統計を生成するときには、標準出力オプションの他に、出力結果を含むさまざまなシステム変数が自動的に作成されます。詳細については、Analytics コマンドによって作成されたシステム変数を参照してください。

統計の生成結果は次の表で説明します。

メモ

すべての統計は数値フィールドに対して生成されます。日付時刻フィールドにはサブセットの統計のみが生成されます。

いくつかの日付時刻統計は、シリアル日付時刻値として表示されます。変換関数を使用して、シリアル日付時刻値を人間が判読できる通常の日付時刻値に変換できます。詳細については、シリアル日付時刻を参照してください。

統計名 数値フィールド 日付時刻フィールド
範囲 最高値および最低値の間の差 最新の日付と最も古い日付の間の日数
  • 正の値の数

  • 正の値の合計

  • 正の値の平均

  • 日付時刻値の数

  • すべてのシリアル日付時刻値の合計

    日付や、時点を表す時間値に対して意味はありません。時間の合計を表す時間値に対して有意です。

    詳細については、時間の量と時点を参照してください。

  • 平均日付時刻値

  • 負の値の数

  • 負の値の合計

  • 負の値の平均

該当なし、生成されません
ゼロ ゼロの値の数 空白の日付の数
合計
  • 正、負およびゼロの値の数の合計

  • 正、負およびゼロのすべての値の合計

  • 正、負およびゼロのすべての値の平均

該当なし、生成されません
絶対値 数値の符号を無視した、値すべての合計 該当なし、生成されません
標準偏差(オプション) 平均値からの標準偏差

平均日付時刻値からの標準偏差

統計を画面に出力するときには表示されませんが、システム生成出力変数 STDDEVn にキャプチャされます。

中央値(省略可能) 中央値
  • 奇数の値セット:中央値

  • 偶数の値セット:中央にある 2 つの値の平均

日付中央値
  • 奇数の日付セット:日付中央値

  • 偶数の日付セット:中央にある 2 つの日付の平均

Q25(省略可能) 最初の四分位数値(下四分位数値)
  • 結果は Analytics のアルゴリズムによって計算された補間値である

  • Microsoft Excel の QUARTILE および QUARTILE.INC 関数と同じ結果を生成する

最初の四分位日付(下四分位日付)
  • 結果は Analytics のアルゴリズムによって計算された補間値である

  • Microsoft Excel の QUARTILE および QUARTILE.INC 関数の結果から 1 日分オフセットします

    詳細については、シリアル日付時刻を参照してください。

Q75(省略可能) 3 番目の四分位数(下四分位数)
  • 結果は Analytics のアルゴリズムによって計算された補間値である

  • Microsoft Excel の QUARTILE および QUARTILE.INC 関数と同じ結果を生成する

3 番目の四分位日付(下四分位日付)
  • 結果は Analytics のアルゴリズムによって計算された補間値である

  • Microsoft Excel の QUARTILE および QUARTILE.INC 関数の結果から 1 日分オフセットします

    詳細については、シリアル日付時刻を参照してください。

最頻値(省略可能) 最も頻繁に発生する値
  • 2 回以上出現する値がない場合は、"N/A" が表示される

  • 関連付けの場合は、最も低い値が表示される

最も頻繁に発生する日付
  • 2 回以上出現する日付がない場合は、「N/A」が表示される

  • 関連付けの場合は、最も古い値が表示される

最高値

最高値から 5 番目までの値

統計]ダイアログボックスの[詳細]タブにある[高/低の #]設定で、高い値を変更することができます。

最新の日付順の上位 5 件

統計]ダイアログボックスの[詳細]タブにある[高/低の #]設定で、最近の日付の数を変更することができます。

最低値

最低値から 5 番目までの値

統計]ダイアログボックスの[詳細]タブにある[高/低の #]設定で、低い値を変更することができます。

最も古い日付順の上位 5 件

統計]ダイアログボックスの[詳細]タブにある[高/低の #]設定で、最も古い日付の数を変更することができます。

手順

テーブルにある数値フィールドと日付時刻フィールドについて、記述統計を生成できます。