テーブルの関連付け

コンセプト情報

DEFINE RELATION コマンド

一組のテーブルごとに、共通キー フィールドを使用して異なるレコード構造を持つ複数の Analytics テーブルを関連付けることができます。テーブルが関連付けられると、親テーブルを使用して、関連付けたテーブルにあるフィールドを組み合わせたデータに対しアクセスおよび分析が行えるようになります。

メモ

親と子の関係を逆にすると異なる結果が生じるため、関係の親テーブルと子テーブルの特定に注意してください。詳細については、結合または関連付けの一般的な用途を参照してください。

手順

メモ

手順の後に詳細情報が表示されます。[関係]ダイアログ ボックス オプションを参照してください。

  1. ナビゲーターで親テーブルを開きます。
  2. [データ] > [関連付け]の順にクリックします。
  3. 関係]ダイアログ ボックスで、[テーブルの追加]をクリックして 1 つまたは複数の子テーブルを選択します。

    親テーブルを含め、最大 18 個のテーブルを関連付けることができます。

    ヒント

    隣接する複数のテーブルを選択するには、Shift キー + クリックを、隣接していない複数のテーブルを選択するには、Ctrl キー + クリックを利用できます。

    子テーブルを個々に追加するには、[テーブルの追加]リストでその子テーブルをダブルクリックします。

  4. 追加]をクリックした後、[閉じる]をクリックします。

    ヒント

    関係]ダイアログ ボックスまたはダイアログ ボックスのテーブルのサイズを変更し、テーブルを移動して、スペースを広げることができます。これにより、作業したり、より多くの情報が表示されます。

  5. 親テーブルのキー フィールドを、子テーブルの対応するキー フィールドへドラッグします。

    2 つのキー フィールド間で、テーブル間の関連付けを示す矢印が表示されます。

    親および子テーブルは、子テーブル キー フィールドのインデックスを使用して関連付けられます。詳細については、子テーブル インデックスを参照してください。

  6. さらにテーブルの関連付けを追加する場合は、最初の一組のテーブルと同様、キー フィールドからキー フィールドへドラッグすることでテーブルを関連付けていきます。

    追加する関連付けは、それぞれ親テーブルへの直接リンクまたは間接リンクを作成する必要があります。

    メモ

    2 つのテーブルの各インスタンスに関連付けを行えるのは 1 回のみです。すでに関連付けた一組のテーブルに対して、さらに関連付けを行おうとすると、その操作は拒否されエラーメッセージが表示されます。[テーブルの追加]ボタンをクリックして、対象とする適切なテーブルを選択すると、そのテーブルのインスタンスを新たに追加できます。

    詳細については、複数のキー フィールドを個別に使用を参照してください。

  7. (省略可能)個別の関係またはテーブルを[関係]ダイアログボックスから削除するには、次の手順を実行します。
    • 関係を削除するにはキー フィールド矢印を右クリックし、[削除]を選択します
    • テーブルを削除するには、テーブルの本体を右クリックして、[テーブルの削除

      ]をクリックします。メモ

      テーブルに既存の関係がある場合は、最初に関係を削除する必要があります。

  8. 完了]をクリックして[関係]ダイアログ ボックスを閉じます。

    関連付けたテーブルにあるフィールドを組み合わせたデータに対し、アクセスおよび分析を行うことができるようになります。すべてのフィールドが単独テーブルに存在するかのように扱えます。

[関係]ダイアログ ボックス オプション

次の表は、[関係]ダイアログ ボックスのオプションの詳細を示します。

オプション - 関係ダイアログ ボックス 説明
テーブルの追加 テーブルの追加]ダイアログ ボックスを開きます。
[テーブルの追加]ダイアログ ボックス 関係に含めるテーブルを指定します。
キー フィールド矢印 共通キー フィールドを指定し、各テーブル ペアを関連付けます。
  • 共通キー フィールドを選択するには、キー フィールドをキー フィールドにドラッグします。
  • キー フィールド矢印が配置されたら、それをクリックし、[関係の編集]を選択して、共通キー フィールドを変更できます。

キー フィールドのガイドライン:

  • データ型 キー フィールドはどのようなデータ型でもかまいません。各テーブル ペアでは、キー フィールドに同じデータ型が必要です。
  • 日付時刻のサブタイプ 日付時刻のサブタイプ(日付、日付時刻および時刻)の関連付け対象は、同じサブタイプのみです
  • 長さキー フィールドの長さはテーブル間で同一にしておくことをお勧めします。
  • 名前と開始位置キー フィールドの名前と開始位置はテーブル間で異なっていてもかまいませんが、同じデータ要素になっている必要があります。
  • 複数のキー フィールド必要に応じて、1 つのテーブルに 2 つ以上の共通キー フィールドを含めることができます。詳細については、複数のキー フィールドの使用を参照してください。
テーブルを整列する

(省略可能)[関係]ダイアログ ボックスの作業領域を右クリックして[テーブルの整列]を選択し、テーブルの配置やキー フィールドの矢印を整理してください。

完了

処理を実行します。

関連付けたテーブルにあるフィールドを組み合わせたデータに対し、アクセスおよび分析を行うことができるようになります。すべてのフィールドが単独テーブルに存在するかのように扱えます。

親テーブルからアクセスする場合、Analytics の各種ダイアログボックスで見られる[対象テーブル]ドロップダウンリストおよび[式ビルダー]で、関連付けられたテーブルを選択し、フィールドを選択して、分析または処理できます。

子テーブル インデックス

親および子テーブルは、子テーブル キー フィールドのインデックスを使用して関連付けられます。

インデックスが存在しない場合 子テーブル キー フィールドにインデックスが存在しない場合、親テーブルと子テーブルを関連付けるときに、Analytics が自動的に作成します。
特にインデックス名を付ける場合

特に Analytics によって自動作成された子テーブル インデックスに名前を付ける場合:

  1. 右クリックして、親テーブルのキー フィールドを子テーブルのにドラッグします。
  2. 名前付きインデックスの関連付け]を選択します。

    名前付きインデックスを使用した関連付けは、インデックスが存在する場合は無効です。

  3. インデックスの名前を指定し、必要であれば、デフォルト(Analytics プロジェクトを含むフォルダー)以外の作成先も指定します。
  4. OK]をクリックします。
複数のインデックスが存在する場合 子テーブルでキー フィールドに 2 つ以上のインデックスが存在する場合、それらの適確なインデックスのリストが示されます。適切なインデックスを選択して[OK]をクリックします。

(省略可能)子テーブル フィールドを親ビューに追加します

子テーブルのフィールドを親テーブルのビューに追加する必要はありませんが、追加しておけば関連データがわかりやすくなります。

  1. 親テーブルのビュー領域内で右クリックしてから[列の追加]を選択します。
  2. 対象テーブル]ドロップダウンリストから子テーブルを選択します。

    使用可能なフィールド]リストの名前フィールドには、子テーブルのフィードが「子テーブル名.フィールド名」という書式で表示されます。

  3. 子テーブルのフィールド リストから、親ビューに追加するフィールドを 1 つまたは複数選択します。

    親ビューに子テーブルのフィールドが表示される順序は、フィールドを選択した順序どおりです。

  4. さらに別の子テーブルのフィールドを表示する場合は、追加する子テーブルを[対象テーブル]ドロップダウンリストから選択し、その子テーブルのフィールドを選択して親ビューに追加します。
  5. OK]をクリックします。

    子テーブルのフィールドが親ビューに追加されます。Analytics では、親テーブルの不一致レコードに対する子テーブルのフィールドの欠落した値には、空白かゼロを挿入します。