テーブルの分割
コンセプト情報
キーフィールドの一意の値に基づいて Analytics テーブルを 2 つ以上の別個のテーブルに分割できます。たとえば、会社のすべての支店の場所のデータを含むテーブルを、[支店]フィールドの値に基づいて個別の支店テーブルに分割できます。
個別のテーブルは新しい出力テーブルです。各出力テーブルには、一意のキー値を共有するすべてのレコードが含まれます。元のテーブルは一切変更されません。
メモ
テーブルを分割する際にサポートされる一意のキーフィールド値の最大数は 450 です。
出力テーブルの命名方法
出力テーブルはテーブル名を一意のキーフィールド値として使用します。これにはテキストプレフィックスが伴う場合があります(省略可能)。キーフィールド値の特殊文字やスペースは、テーブル名内ではアンダースコア( _ )に置き換えられます。
複数のキーフィールドの使用
複数のフィールドの一意の値の組み合わせに基づいてテーブルを分割するには、次のようにします。
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使用したい値を含むフィールドを連結する演算フィールドを作成します。
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演算フィールドをキーフィールドとして使用します。
キー値は大文字と小文字を区別しません。
キー値の出力テーブルが生成されるときに、個々のキー値の大文字と小文字は区別されません。たとえば、Koro International と KORO International は同一の値として扱われ、同じ出力テーブルが含まれることになります。
テーブルの分割処理では、キーフィールドの値を並べ替えることが関係し、値の各グループの中で並べ替えの先頭の値が出力テーブル名に使用されます。並べ替えで大文字は小文字より優先するので、上記の例では、KORO International がソーステーブルでは Koro International より下に位置していたとしても、出力テーブルの名前は KORO_International になります。
手順
キーフィールドの一意の値に基づいてテーブルを 2 つ以上の別個のテーブルに分割します。
テーブルを分割するために使用するキーフィールドを指定する
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ナビゲーターで、別個のテーブルに分割するテーブルを開きます。
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Analytics メインメニューで、[データ]>[値を分割]を選択します。
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[値を分割]ダイアログボックスの[メイン]タブで、以下のいずれかを実行します。
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[次に基づいて値を分割]ドロップダウンリストからキーフィールドを選択します。
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[次に基づいて値を分割]をクリックして、キーフィールドを選択するか、または式を作成します。
テーブルの関係における子テーブルからキーフィールドを選択したい場合は、[次に基づいて値を分割]をクリックします。[対象テーブル]ドロップダウンリストを使用して、適切な子テーブルを選択できます。
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テーブル名プレフィックスを指定する(任意指定)
[テーブル名プレフィックス]フィールドで、プレフィックスを入力して各出力テーブル名の先頭に追加します。
[テーブル名プレフィックス]フィールドを空白のままにしておくと、出力テーブルは一意のキーフィールド値のみをテーブル名として使用します。
ヒント
日付時刻または数値キーフィールドを使用する場合は、D_ または N_ などのプレフィックスを使用して、キー値の先頭の数字が出力テーブル名に保持されるようにします。
メモ
テーブル名のプレフィックスは、英数字 32 文字までに制限されています。テーブル名全体は、英数字 64 文字までに制限されています。テーブル名のプレフィックスとキーフィールド値の組み合わせが 64 文字を超える場合、テーブル名は右から切り捨てられます。
テーブル名のプレフィックスにはアンダースコア文字( _ )を使用できますが、他の特殊文字やスペースは使用できません。プレフィックスの先頭を数字にすることはできません。
出力テーブルに含めるフィールドを指定する
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以下のいずれかを選択します。
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[表示]を選択すると、現在のビューのすべてのフィールドが出力テーブルに含まれます。
フィールドは、ビューに現れる順序と同じ並びで組み込まれます。キーフィールドは、出力テーブルの一番左の位置に自動的に組み込まれます。
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[フィールド]を選択すると、選択したフィールドのみが出力テーブルに含まれます。
フィールドは選択した順序で組み込まれます。キーフィールドは、出力テーブルの一番左の位置に自動的に組み込まれます。それを特に選択する必要はありません。
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[フィールド]を選択した場合は、次のいずれかを行います。
[フィールドの一覧]リストから適切なフィールドを選択します。
[フィールドの一覧]をクリックして、該当するフィールドを選択するか、または式を作成して、[OK]をクリックします。
テーブルの関係における子テーブルからフィールドを選択したい場合は、[フィールドの一覧]をクリックします。[対象テーブル]ドロップダウンリストを使用して、適切な子テーブルを選択できます。
設定の最終処理を行う
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現在のビューの中に処理から除外したいレコードがある場合は、[If]テキスト ボックスに条件を指定します。直接入力するか、または[If]ボタンをクリックし、式ビルダーを利用して IF ステートメントを作成します。
メモ
If 条件は、任意の範囲オプション(先頭、次へ、While)が適用された後に、テーブルに残るレコードに対してのみ評価されます。
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省略可能。次のいずれかを実行します。
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[宛先フォルダー]テキストボックスで、出力テーブルを格納する既存の Windows フォルダーの名前またはパスを指定します。
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[宛先フォルダー]をクリックして、[フォルダーの参照]ダイアログボックスの既存の Windows フォルダーを選択します。
[宛先フォルダー]フィールドを空白のままにしておくと、テーブルは Analytics プロジェクトを含むフォルダーに保存されます。
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- [詳細]タブをクリックします。
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[適用範囲]パネルで、適切なオプションを選択します。
- すべて
- 先頭
- 次へ
- While
詳しく表示
適用範囲オプション 詳細 すべて (デフォルト) ビュー内のすべてのレコードを処理することを指定します。 先頭 テキストボックスに数を入力します。ビュー内の先頭レコードから処理が開始され、指定した件数のレコードのみが処理対象とされます。 次へ テキストボックスに数を入力します。ビュー内の現在選択したレコードから処理が開始され、指定した件数のレコードのみが処理対象とされます。行内のデータではなく、ビュー内の左端列で実際のレコード番号が選択されている必要があります。 While WHILE ステートメントを使用して、特定の条件または条件のセットに基づいてビュー内のレコードの処理を制限します。
[While]テキストボックスに条件を入力するか、または[While]ボタンをクリックし、式ビルダーを利用して WHILE ステートメントを作成します。
WHILE ステートメントでは、指定した条件が true と評価される間のみ、ビュー内のレコードを処理することができます。条件が false と評価されるとすぐに処理が終了し、それ以上レコードは判断されません。
While オプションは、"すべて"、"先頭"、または "次" オプションと組み合わせて使用することができます。1 つの制限に達するとすぐに、レコードの処理が停止します。
メモ
[先頭]または[次]オプションは、テーブル内のレコードの物理的な順序またはインデックス付けされた順序のいずれかを参照します。[先頭]または[次]では、テーブル ビューに適用されたフィルタリングまたはクイック ソートは無視されます。ただし、分析操作の出力結果ではすべてのフィルターを考慮します。
ビューでクイック ソートが実行されている場合、"次" は "先頭" のように動作します。
出力テーブルを生成する
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[OK]をクリックします。
出力テーブルは、指定したキーフィールドの一意な値に基づいて生成されます。
同じ名前のテーブルが既に 1 つ以上存在する場合は、上書きプロンプトが表示されます。
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上書きを確認するメッセージが表示されたら、以下の適切なオプションを選択します。
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[はい]:同じ名前の既存のすべてのテーブルは新しいテーブルで上書きされます。
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[いいえ]:同じ名前の既存のすべてのテーブルは保持されます。新しいテーブルには、その名前を一意にするために数字のサフィックスが付けられます。
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[キャンセル]:操作をキャンセルします。新しいテーブルは生成されません。
メモ
上書きプロンプトは 1 回しか表示されません。行った選択は既存と新規のすべてのテーブルに適用されます。
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