式

式とは、値を持つすべてのステートメントのことです。最もシンプルな形の式はリテラルですが、演算子、条件、関数、および指定可能な値を有効に組み合わせることができる範囲で複雑にすることもできます。

式の要素

リテラル値

リテラル値は、文字リテラル '私の値' など、文字どおりに解釈されるように記述された値です。リテラルの詳細については、データ型を参照してください。

演算子

演算子は、算術を実行したり、指定された値の文字列評価、比較評価、または論理的評価を実行したりするようにスクリプトのインタプリターに指示する記号です。

演算子の種類（優先順位順に一覧表示） 演算子（優先順位順に一覧表示） 例
かっこ

  • () は優先順位を指定します

  • () 関数の演算子

(5 + 3) * 2

ROOT(1000,2)

単項

  • 非論理

  • - 否定

 v_truth = NOT (3 < 2)
算術演算子

  • ^ 指数

  • * 乗算、/ 除算

  • + 加算、- 減算

メモ

乗算演算子同士の優先順位は等しいため、左から右に評価されます。

加算演算子同士の優先順位は等しいため、左から右に評価されます。

 1 + 5 - 3 * 2
文字列 + 連結 "これは私の" + "スクリプトです"
比較演算子

  • < より小さい

  • > より大きい

  • = 等しい

  • >= 以上

  • <= 以下

  • <> 等しくない

メモ

比較演算子同士の優先順位は等しいため、左から右に評価されます。

 IF amount <> 100
二項論理演算子

  • AND（または &）

  • OR（または |）

 IF amount > 5 AND amount < 10

関数

式は、関数によって返された値を使って評価されます。関数は、式の全要素のうち、最も高い優先順位で実行されます。関数の詳細については、関数を参照してください。

式の例

6 として評価されます。

(2 + (3 - 2)) * 2

True として評価されます。

((2 + (3 - 2)) * 2) > ROOT(9,0)

'ACLScript チュートリアル' として評価されます。

'AC' + 'LScri' + 'pt ' + 'チュートリアル'