システム オプション

システム]タブのオプションを使用して、並べ替え処理およびインデックス処理でメモリがどのように使用されるかを制御することができます。

並べ替えとインデックスに追加システム リソースを使用する

このオプションが選択されると、並べ替え処理またはインデックス処理されるファイルのサイズ、およびコンピューターの空きメモリの量に応じて、並べ替えとインデックス処理が高速になります。

オプションを選択すると、Analytics は並べ替えとインデックス処理に、メモリ マッピングされたファイルを使用できます。メモリ マッピングされたファイルを使用すると、コンピューターで使用可能な RAM を超えているファイルの並べ替えとインデックス処理が高速化できます。例えば、500 MB のファイルの場合、オプションの設定に関係なく、並べ替え処理にかかる時間は変わらない可能性がありますが、3 GB のファイルの場合は、オプションを有効にすると、並べ替え処理が大幅に高速化する可能性があります。

より小さいファイルを並べ替える場合のように、数ギガバイトの非常に大きいファイルを並べ替える場合は、オプションが有効でも速度の改善が見られない可能性があります。日常的に非常に大きいファイルを並べ替え、パフォーマンスの問題がある場合は、コンピューターの RAM を拡張し、Windows ページング ファイル サイズを大きくすることを検討してください。

追加情報

  • Analytics が並べ替えまたはインデックス処理の対象のファイルに格納されたレコード数を判定できない場合は、[並べ替えとインデックス処理で追加のシステム リソースを使用する]が選択されている場合でも、メモリ マッピングされたファイルは処理で使用されません。
  • 並べ替え処理やインデックス処理に追加のシステム リソースを使用すると、並べ替えまたはインデックス処理が実行中のときに、他のタスクの速度が低下する可能性があります。
  • オプション]ダイアログ ボックスの他のすべてのオプションとは異なり、このオプションの設定は Analytics 初期設定ファイルに保存されません。このオプションは、設定されているコンピューターにのみ適用されます。

    初期設定ファイルに保存されているオプションの詳細については、Analytics の初期設定ファイルの動作を参照してください。

Python パス

Python パス]フィールドを使用して、Analytics と Python のスクリプト統合で使用する Python 実行ファイル (python.exe) の絶対パスとファイル名を指定します。[参照]をクリックして、コンピューター上の Python 実行ファイルに移動できます。

注意

コンピューターに Python 実行ファイルが複数存在する場合もあります。正しい実行ファイルを指定するようにしてください。機械学習コマンドをサポートするために Analytics でオプションでインストールされた Python インスタンスを指定しないでください。

詳細については、Python の Analytics 連携用設定を参照してください。